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Date: Fri, 6 Jun 2014 00:11:11 +0900
From: 掛園 浩 
Reply-To: publichealthnetwork@umin.ac.jp
Subject: [PHNetwork:000122] 熱中症予防について
To: publichealthnetwork@umin.ac.jp (PHNetwork)
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List-Id: publichealthnetwork.umin.ac.jp
List-Software: fml [fml 4.0.3 release (20011202/4.0.3)]
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佐賀県の掛園です。新聞投稿用の記事です。


 熱中症予防について

 昨年(2013年)大阪府豊中市のアメフト部の高校生が練習試合の時、熱中症で死亡しました。熱中症の予防方法は、汗を拭かず気化させる事です。体温を下げるために出した汗が拭きとられると、体温が下がらないのでさらに汗が出ます。これが繰り返されると身体に熱がこもり、熱中症が誘発されてきます。10ccの汗は体温(体重70kgの人)を0.1度下げます。汗が出た場合には、うちわや扇風機等で気化させると、体温が下がるので汗の量が少なくて済みます。

 熱中症の危険信号は、したたり落ちるような汗をかいている時です。これは体温がうまく下がらないので大量の汗が出ている状態です。地面に落ちた汗はすべて無駄になり、体温の上昇を防げません。このような場合は運動をやめて汗がひくまで身体を冷却しましょう。

 死亡した高校生の関係者はこまめに給水するように指導していたそうですが、給水で脱水状態は防げますが水を飲んでも体温を下げる効果はほとんどありません。理論的には、0.5ℓの汗を気化させると体温が5度下がります。夏でも標高の高い山では、雨に濡れた身体が強風で煽られ低体温症で死亡するのはこのためです。
 人間が進化の過程で得た「汗」を利用して、熱中症を上手に予防しましょう。


〒849-1321
佐賀県鹿島市古枝甲336-1
掛園 浩
0954-63-7118------------Metamail-Part-End
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佐賀県の掛園です。新聞投稿用の記事です。
 
 
 熱中症予防について
 
 昨年(2013年)大阪府豊中市のアメフト部の高校生が練習試合の時、熱中症で死亡しました。熱中症の予防方法は、汗を拭かず気化させる事です。体温を下げるために出した汗が拭きとられると、体温が下がらないのでさらに汗が出ます。これが繰り返されると身体に熱がこもり、熱中症が誘発されてきます。10ccの汗は体温(体重70kgの人)を0.1度下げます。汗が出た場合には、うちわや扇風機等で気化させると、体温が下がるので汗の量が少なくて済みます。
 
 熱中症の危険信号は、したたり落ちるような汗をかいている時です。これは体温がうまく下がらないので大量の汗が出ている状態です。地面に落ちた汗はすべて無駄になり、体温の上昇を防げません。このような場合は運動をやめて汗がひくまで身体を冷却しましょう。
 
 死亡した高校生の関係者はこまめに給水するように指導していたそうですが、給水で脱水状態は防げますが水を飲んでも体温を下げる効果はほとんどありません。理論的には、0.5の汗を気化させると体温が5度下がります。夏でも標高の高い山では、雨に濡れた身体が強風で煽られ低体温症で死亡するのはこのためです。
 人間が進化の過程で得た「汗」を利用して、熱中症を上手に予防しましょう。
 
 
〒849-1321
佐賀県鹿島市古枝甲336-1
掛園 浩
0954-63-7118