UMIN ML ARCHIVE Ver.2.0

Date: Sun, 14 Sep 2014 18:31:15 +0900
From: HARA SHOHEI 
Reply-To: publichealthnetwork@umin.ac.jp
Subject: [PHNetwork:000183] 顔　ユミコ・イクタさん（記事）
To: publichealthnetwork@umin.ac.jp (PHNetwork)  ,hara4142@yomiuri.com
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原＠読売大阪です。（重複受信の方はすみません）

きょう14日の読売朝刊（全国）。2面「顔」の欄。

ニューヨーク市のユミコ・イクタさんを紹介しました。
精神障害の当事者（ピアスペシャリスト）を全面導入して、
できるだけ入院によらないシステムづくりに乗り出したＮＹＣ。
リハビリ部門の責任者になった彼女自身も、そううつ病の当事者です。

（この記事はネットには出ていません）
（著作権にご留意ください。ＨＰ・ブログ類への転載は不可）
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ニューヨーク市の精神保健改革を指揮

ユミコ・イクタさん　５６

　改革の柱は「ピア」（仲間）。２４時間の電話相談、危機に対応する移動チー
ム、病院に代わる休息施設。すべて精神障害を持つ「ピアスペシャリスト」が中
心になる。昨年６月からニューヨークしのリハビリ部門の責任者にスカウトされ
た彼女自身も、そううつ病の当事者だ。

　かつてはビジネスウーマンだった。両親とも日本人だが、米国で生まれ育った。
経営学の修士号を取り、大企業の市場開拓で世界を飛び回った。マンハッタンで
貴金属販売の事業を起こして成功した。

　転機は３５歳。ひどいうつになり、死を願った。少しよくなって、こう考えた。
＜命を捨てずに人を助けるために使ったら、人生に意味を与えられる＞

　平和協力隊員になり、ミクロネシアへ、モンゴルへ。「そう状態でしたね。い
きなりハワイに家を買ったり」。アフリカ駐在中に再びうつになって米国に戻り、
患者経験を生かして精神障害者を支える活動をしてきた。

　８月末、精神障害の当事者や支援者が東京で開いた「リカバリーフォーラム」
に招かれ、講演した。「病気になったから今の私がある。当事者には人の役に立
てる力があるんです」

（大阪本社編集委員　原昌平）
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原 昌平  hara4142@yomiuri.com
読売新聞大阪本社・編集委員（精神保健福祉士）
〒530−8551 大阪市北区野崎町5−9
業務用携帯  080-2180-1373
個人用FAX  020-4622-0765
職場FAX 06-6366-1894

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原記者の「医療・福祉のツボ」
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=95515