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Date: Sun, 23 Aug 2015 12:38:27 +0900
From: 鈴木歯科 
Reply-To: publichealthnetwork@umin.ac.jp
Subject: [PHNetwork:000369] 温故知新・・・
To: publichealthnetwork@umin.ac.jp (PHNetwork)  ,tsuzuki@dream.email.ne.jp
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鈴木俊夫@鈴木歯科医院@名古屋市です

すこし、書籍などを整理していました。
刊行した書籍は、100冊以上になりました。
眺めながら、当時の事を思い出しています。

ターミナルケアは、1995年、歯科雑誌に連載をしました。
当時は、まったく、みなさん、興味を示されませんでしたので、
看護系雑誌に、口腔ケアなどを中心に連載を組みました。
最長は、1990~2007 医歯薬出版の総合ケアです。
準備号から最終号までです。

在宅医療と歯科の連携について、
最初に、日経メデイカルに寄稿したのは、1988年です。
それ以後、毎月のように、医科・看護系雑誌。
また、愛知県歯科医師会雑誌に、投稿・寄稿などしてきました。
組織的に行政を巻き込んで、在宅医療に取り組みだしたのは、
1986年ごろからです。
当時の県衛生部長や保健所長などの理解があり進みました。
衛生部長は、北野博先生で、前任地では、昭和電工の水銀汚染に、
熱心に取り組まれました。
その後、地域医療計画座長として、歯科に理解を示されましたが、
歯科医師会の対応が遅く、行政から後押しをしていただく形で、
動きました。

当時、全国保健所長会の理解も得られ、講演をさせていただきました。
現在、日本口腔ケア学会の山中先生です。

愛知県医師会会長の大輪先生や、愛知県弁護士会、
愛知県難病連、精神障害者団体、肢体不自由の会、
名古屋市・愛知県教育委員会 など、
多くの方々の協力を得て、在宅医療を進めてきました。

厚生省では、当時の矢野正子看護課長に、大変お世話になりました。
そのご、最近まで、お手伝いいただきました。

1991年には、厚生省の協力をえて、
「口腔ケア」 を、出版しました。
10000部です。
医師・看護師・歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士・
訪問教育教諭など、幅広い、方々に、執筆していただきました。
看護では、看護学校で使用できる 指導教授案を 掲載しました。

その頃から、理解・協力していただいた先生がたは、
北野・大輪先生はじめ、鬼籍に入られたか、現役引退されました。
また、医師会の多くの先生は、お年を召して、在宅医療をおやめになられました。
幾人もの医師会の先生ご本人へ、往診をさせていただきました。
いずれ、私も、同じ道を・・・

強く感じるのは、患者の意識が、あまりにも変わりすぎたこと。
また、相対的に医師の権威が 落ちすぎたことだと思います。

ぜひ、先生がた、細く、長く、お仕事を、お続けください。