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Date: Wed, 4 Nov 2015 22:49:37 +0900
From: 掛園 浩 
Reply-To: publichealthnetwork@umin.ac.jp
Subject: [PHNetwork:000402] コレステロール
To: publichealthnetwork@umin.ac.jp (PHNetwork)  ,tsuzuki@dream.email.ne.jp
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佐賀県の掛園です。


 肉などのコレステロールが多い食品を摂取すると、血管にコレステロールが付着しやすくなると以前は言われていましたが、肉食動物のライオンやアザラシの肉を主食とするイヌイットの人の血管にコレステロールが付着する事は皆無に近い状態です。最新の研究で、血管に付着するコレステロールは食物由来ではなく、自己免疫疾患が原因だと言う事がわかってきました。免疫とは、体内に細菌やウイルス等の異物が侵入した場合、攻撃排除する事です。免疫は、誤って自分の細胞を攻撃しないように、胸腺という学校のような機関で、これは敵、これは味方という教育を受けます。これがうまくいかず誤って、自分の細胞を攻撃して壊してしまう事を自己免疫疾患といいます。

 血管にコレステロールが付着するのは、細菌やウイルス等が侵入した時、誤って自分の細胞も攻撃した血管の傷跡だったのです。 人間を含めた哺乳動物は、必要以上の食料を摂取した場合、飢餓に備えて、脂肪を蓄える能力を得ました。けして血管内に備蓄する事はありません。但し、その人が一日に必要以上のカロリーを摂取し続けると肥満になり、成人病などの疾病があらわれてきます。また、タバコの煙に含まれる発がん物質は人の遺伝子と結びつき、免疫の遺伝情報も狂わせ、より多くの血管も損傷させます。

 肥満防止や禁煙をして、生涯健康維持を!