佐賀県の掛園です。（新聞投稿用に作ったのですが、すごい金額です。
3500万円の肺がんの治療費
昨年の11月に肺がん治療薬として承認された「ニボルマブ」は、がん医療を変えると効果が期待されていますが、値段が高額で、1ｇ約730万円です。この薬を使って肺がんの治療を行うと一人、平均約3500万円かかると試算されています。日本人の死因のトップは「ガン」でガンの種類別では「肺がん」がダントツのトップです。肺がんの原因の9割以上はタバコ煙に含まれる60種類の発がん物質と約140種類の有害物質を吸い込むためです。日本では年間の患者数は30万人を超えています。仮にこの患者さんすべてがこの新薬を利用して治療すると年間の治療費は約10兆円にもなり、肺がんのためだけに、これだけの巨額の費用を日本の医療保険制度で賄おうとすると、多くの人達は保険料が高くて払えないか、或いは、家計を圧迫する程、高額になるでしょう。これを防ぐために、外国で実施されているように、タバコの値段に肺がんの医療費の分を上乗せ手販売すれば解決します。年間国内で約2000億本消費されているので、1本当りに換算すると50円で一箱1000円の上乗せになります。オーストラリアが一箱1600円程度（20本換算）ですので、上乗せしてちょうど同じ値段になります。
仮に新薬が保険ではずされると、3500万円持っている人は新薬の治療が受けられますが、持っていない人は、タバコを吸わない方が賢明でしょう。
〒849-1321
佐賀県鹿島市古枝甲336-1
けんこう歯科医院
0954-63-7118
掛園 浩
2016年03月の写真
肺がん治療薬として承認された「ニボルマブ」。
がん医療を変えると効果が期待されています。
去年11月には保険承認されました。
しかし価格は大変高価で、日赤医療センターの医師が
「日本の肺がん患者5万人がこの薬を使う」と仮定して試算したところ、
1年で1兆7500億円もかかるという結果が出ました。
新たな抗がん剤が使えるようになるのは患者にとっては朗報ですが、
これだけの巨額の費用を日本の医療保険制度で賄うことができるのか。
難しい問題も浮上してきています。