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Date: Thu, 30 Mar 2017 00:45:29 +0900
From: 掛園 浩 
Reply-To: publichealthnetwork@umin.ac.jp
Subject: [PHNetwork:000596] 雪山の雪崩事故について
To: publichealthnetwork@umin.ac.jp (PHNetwork)
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佐賀県の掛園です。(もう積雪が多い冬山に登る体力も気力もありませんが…・・)
今、硬式テニスと剣道を頑張っています。春になると登山を開始します。体力維持に毎日800m走しています。

雪山の雪崩事故について

 雪山登山の訓練中、高校生を含む8人が雪崩に巻き込まれて死亡しました。積雪量の多い冬山で登山する時は、斜面に樹木が多い場合は雪崩の心配はありませんが、樹木がない急斜面は雪崩を警戒して尾根伝いに歩き、稜線を目指します。なだらかな稜線や山頂の場合の雪庇(せっぴ)は危険ではありませんが、細い尾根や鋭い山頂にある雪庇は、踏み抜いて滑落の原因になります。冬山に登る場合には、雪がない季節に何回か同じ山に登って、その地形を把握するか、或いは、冬山に精通した人に引率してもらうかしないと、雪で登山道も標識も埋まってしまうので、迷子になってしまいます。また、吹雪くと、数メートル先も見えなくなる事もあるので、このような場合には、早めに雪洞を掘って体力を温存して、天候の回復を待ちましょう。

 私も、20年程前、冬季に鳥取の大山(剣ヶ峰)に10人程のメンバーで登ってきましたが、雪が多く、ラッセルで進んだ雪の壁と山頂は吹雪で、山中では終始白以外の景色は見えませんでした。積雪が多い冬山は、天候が急変すると、地獄に変貌します。
 山を愛でた高校生達のご冥福を祈りし、二度とこのような惨事が起こらない事を願います。


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佐賀県の掛園です。(もう積雪が多い冬山に登る体力も気力もありませんが…・・)
今、硬式テニスと剣道を頑張っています。春になると登山を開始します。体力維持に毎日800m走しています。
 
雪山の雪崩事故について
 
 雪山登山の訓練中、高校生を含む8人が雪崩に巻き込まれて死亡しました。積雪量の多い冬山で登山する時は、斜面に樹木が多い場合は雪崩の心配はありませんが、樹木がない急斜面は雪崩を警戒して尾根伝いに歩き、稜線を目指します。なだらかな稜線や山頂の場合の雪庇(せっぴ)は危険ではありませんが、細い尾根や鋭い山頂にある雪庇は、踏み抜いて滑落の原因になります。冬山に登る場合には、雪がない季節に何回か同じ山に登って、その地形を把握するか、或いは、冬山に精通した人に引率してもらうかしないと、雪で登山道も標識も埋まってしまうので、迷子になってしまいます。また、吹雪くと、数メートル先も見えなくなる事もあるので、このような場合には、早めに雪洞を掘って体力を温存して、天候の回復を待ちましょう。
 
 私も、20年程前、冬季に鳥取の大山(剣ヶ峰)に10人程のメンバーで登ってきましたが、雪が多く、ラッセルで進んだ雪の壁と山頂は吹雪で、山中では終始白以外の景色は見えませんでした。積雪が多い冬山は、天候が急変すると、地獄に変貌します。
 山を愛でた高校生達のご冥福を祈りし、二度とこのような惨事が起こらない事を願います。