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Date: Mon, 24 Jun 2019 16:24:49 +0900
From: 切明 義孝 
Reply-To: publichealthnetwork@umin.ac.jp
Subject: [PHNetwork:000930] 感染症情報0624
To: publichealthnetwork@umin.ac.jp (PHNetwork)
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感染症じゃないのに急増 ペルーのギラン・バレー症候群
https://www.asahi.com/articles/SDI201906202251.html

手足口病、流行の兆し=西日本で患者目立つ−感染研
https://www.risktaisaku.com/articles/-/18061

世界の川侵す抗生物質汚染 耐性菌由来の病死広がる?
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO46003500S9A610C1000000/

免疫低下者に危害を与えるMAC
近年国内外で感染者が増加
https://www.risktaisaku.com/articles/-/18073

感染症や生活習慣病で悪化 むくみの原因は尿タンパクで
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/256678

風疹ワクチン、40〜57歳男性に無料接種 なぜ必要
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190623-00000005-nikkeisty-hlth

性器ヘルペス!? 自覚なく感染源になることも…
https://www.excite.co.jp/news/article/Allabout_37397/

「目に見えないパンデミック」 多剤耐性菌に対抗、WHOが世界計画
https://www.afpbb.com/articles/-/3230912

英ヨーク大が世界各国の川から抗菌薬を検出
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20190619/med/00m/070/002000d

他人の便で病気を治す糞便移植、ただし移植する便には気を付けて──アメリカで1人死
亡
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/06/2-135.php

赤ちゃんの体に水いぼが…完治するまでの奮闘記【体験談】
https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_BabyCalendar_9830/

「潤滑ゼリー」の知られざる世界。目的や成分別で選ぶならどれ?
https://www.mylohas.net/2019/06/192988pvn_lubricants.html

【医師監修】妊娠36週、赤ちゃんの様子・ママの体の変化は?
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0624/mwk_190624_0166814590.html

ある2児の母が「反ワクチン派」をやめた理由
https://www.buzzfeed.com/jp/claudiakoerner/mom-antivax-proud-vaccinate-kids-face
book-1

沖縄で過去最多 宮古島の福祉施設で50人が結核に感染 診断遅れで感染広がる
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-939191.html

結核50人感染、沖縄の老人ホーム 重症者なし
https://www.asahi.com/articles/ASM6L6527M6LTPOB004.html

沖縄で過去最多 施設で50人が結核集団感染 診断半年遅れ拡大
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/434523

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 トピックス『感染症エクスプレス@厚労省』
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◆風しんの報告が続いています
 2018年は、12月30日までに2,917例の届出があり、そのうち、2,857例は7月23日以降の
報告でした。2019年は、6月9日までに1,718例の報告があります。患者の多くは、昨年同
様30〜50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。
 妊娠中の女性(特に妊娠20週頃まで)が風しんに感染すると、先天性風しん症候群(CR
S)の子どもが生まれてくる可能性があるため、注意が必要です。
  厚生労働省は、今般の風しんの発生状況を踏まえ、厚生科学審議会感染症部会及び予防
接種基本方針部会での議論に基づき、これまで風しんの定期接種をうける機会がなかった
1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までの間に生まれた男性に対
して、抗体検査を前置した上で、予防接種法に基づいた風しんの第5期の定期接種を行う
こととなりました。
 対象となる男性は、2022年3月末までの間、市区町村により送付されるクーポン券を使
用すれば、原則無料で抗体検査及び定期接種を受けられるようになります。2019年度は、
1972年(昭和47)年4月2日〜1979年(昭和54)年4月1日生まれの男性に市区町村がク
ーポン券を送付します。2019年度にクーポン券が送付されない対象者も、市区町村に希望
すればクーポン券を発行し、抗体検査を受けられます。なお、自治体により事業の開始時
期や対応が異なるため、お住まいの市区町村にお問い合わせください。

 なお、より多くの対象男性に対して告知し、抗体を獲得していただくために、厚生労働
省は、「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」とコラボレーションし
たポスター及びリーフレットの作成や、SNSなどを通じた啓発活動を行っております。
以下の風しんの追加的対策特設ページからダウンロードもできますので、是非普及啓発活
動の資材としてお役立てください。

<風しんの追加的対策特設ページ>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kan
senshou/rubella/index_00001.html
<ポスター(A2サイズ)>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansensh
ou/rubella/poster_cityh.pdf
<リーフレット(A4サイズ)>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansensh
ou/rubella/leaf_cityh.pdf
<ポスターとリーフレットの画像使用について>
 風しんの啓発活動以外の用途では、ご使用をご遠慮申し上げます。また、ポスター・リ
ーフレットの画像を加工・編集してのご使用も固くお断り申し上げます。

 今回の追加的対策の円滑な実施にむけて、引き続き検討を進めてまいります。

<風しんについて>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansens
hou/rubella/
<風疹 発生動向調査 2019年第23週(’19/6/12現在)>
http://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/rubella/2019pdf/rube19-23.pdf

【リーフレット】
<体調不良の時はムリしないで>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansens
hou/rubella/dl/poster15.pdf
<妊娠を希望する女性、妊婦とそのご家族へ>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansens
hou/rubella/dl/poster14.pdf
<職場は風しん予防対策をしてますか>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansens
hou/rubella/dl/poster13.pdf


◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しています
 厚生労働省では、検疫や国内での対応強化のため注意喚起を行っています。エボラ出血
熱の発生地域であるコンゴ民主共和国(北キブ州及びイツリ州)及びウガンダ共和国(カ
セセ県)から帰国された方は、検疫官に申告するようにしてください。 
 2018年8月1日(現地時間)、世界保健機関(WHO)及びコンゴ民主共和国(旧ザイール
)保健省は、同国北東部の北キブ州において、エボラ出血熱が発生したことを発表しまし
た。2019年6月17日までに1,449名の死亡例を含む、2,168例の患者(確定2,074例、疑い94
例)が報告されています。2018年8月8日に高リスク群に対してのワクチン接種が始まり、
2019年6月17日までに135,951名がワクチンの接種を受けました。
 2019年6月11日(現地時間)、WHO及びウガンダ共和国保健省は、同国西部のカセセ県に
おいて、エボラ出血熱患者が確認されたことを発表しました。同患者は、コンゴ民主共和
国から帰国した家族内の発症例で、2019年6月12日までに2名の死亡例を含む、7例の患
者(確定3例、疑い4例)が報告されています。このうち、生存者5名は、2019年6月13
日にコンゴ民主共和国内の病院に移送されたため、ウガンダ国内の感染確定者はゼロとな
っています。
 2019年6月14日、今回のエボラ出血熱の流行に関する緊急委員会がWHOで開催されました
。現段階では「国際的に懸念される公衆衛生上の危機(PHEIC)」ではない、との見解が
示されました。
 今回の発生地域では、反政府勢力による非人道的行為が行われており、以前より外務省
から退避勧告が出されています。2019年4月18日、武装勢力による病院襲撃により、WHO
職員に死傷者が出ました。
<エボラ出血熱について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708.html


◆手足口病が増加しています
 手足口病は、主にエンテロウイルスによる夏風邪の一つです。その名の通り手や足、口
(口の中、唇)に小さな水疱ができる病気です。主に子どもの病気ですが、特に乳児では
経口摂取できなくなった結果、脱水症に陥ることや、ときに髄膜炎を引き起こし、稀です
が脳炎や新生児での心筋炎など重症化することもあります。複数のウイルスの型のため何
度もかかることがあり、また、抗菌薬は効きません。
 予防のために、感染者との濃厚な接触を避け、手洗い・うがいを徹底しましょう。
<国立感染症研究所 手足口病とは>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ta/hfmd.html
<感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について 〜手足口病〜>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-20.html


◆感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムの研修生の募集を6月から開始しました
 感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムは、国内外で、感染症危機管理を実施す
るための能力を身に付けた専門家である感染症危機管理専門家(IDES: Infectious Diseas
e Emergency Specialist)を養成するための厚生労働省のプログラムです。本プログラム
研修生の採用募集を開始しました。
 近年、国境を越えた往来の増加、都市の過密化、行動様式の多様化など、様々な要因に
より新型インフルエンザやエボラ出血熱、MERS、ジカウイルス感染症などの新興・再興感
染症が出現し、人々の健康に対する世界的な脅威となっています。
 こうした、国際的に脅威となる感染症に対する危機管理には、感染症に関する臨床経験
や疫学知識のみならず、行政マネジメント能力、国際的な調整能力等、総合的な知識と能
力が求められます。同時に、国民の生命と健康を新興・再興感染症から守るためには、こ
うした知識と能力を有する人材を継続的に育成し、国内外で活躍していただくことが不可
欠です。
 厚生労働省では、平成27年度から国際的に脅威となる感染症の危機管理対応で中心的な
役割を担う将来のリーダーを育成するため、関係機関がネットワークをつくり、本プログ
ラムを開設しました。平成30年度には、バングラデシュへ、地球規模感染症に対する警戒
と対応ネットワーク(GOARN)チームの一員として本プログラムから1名派遣しました。
 応募期間は6月1日〜6月30日(当日消印有効)です。詳細は採用案内をご覧下さい。
 多くの医師の皆様の応募をお待ちしています。 
<感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラム>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ides/index.html
<「感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラム」採用案内>
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/saiyou/kikikanri/index.html


◆令和元年7月1日(月)より、「第3回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰」の
取組事例の募集を開始します(7月31日(水)17時〆切)
 政府は、令和元年7月1日(月)より、「第3回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動
表彰」の取組事例の募集を開始します(7月31日(水)17時〆切)。個人又は団体を対象
に、薬剤耐性(AMR)対策の普及啓発活動の取組事例を広く募集し、優良事例を表彰し
ます。
 優良事例には、文部科学大臣賞、厚生労働大臣賞、農林水産大臣賞、薬剤耐性対策推進
国民啓発会議議長賞(毛利衛さん)、「薬剤耐性へらそう!」応援大使賞(JOYさん、
篠田麻里子さん)が贈られます。
 7月1日(月)より、以下のウェブサイトで募集要綱を公開します。
<第3回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰の取組事例の募集について>
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/infection/event/amrform2019.html


◆検疫記念日である7月14日(日)に公開シンポジウム「検疫所で働くということ〜勤務
経験者の語るキャリアパス〜」を開催します
 検疫所での勤務経験があり、現在は様々な領域で活躍中のシンポジストに、検疫所の仕
事紹介、経験談、検疫所で働く魅力などを語っていただきます。会場は国立国際医療研究
センター(新宿区)です。どなたもお気軽にご参加ください。
(参加のご案内)
https://www.forth.go.jp/keneki/tokyo/syokai/20190714oshirase.pdf
国立国際医療研究センター(アクセス)
https://www.ncgm.go.jp/access/index.html


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 感染症発生情報
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2019年第23週(第23号)(2019年6月21日)
 手足口病の定点医療機関当たり報告数は第19週以降増加が続いており、過去5年間の同
時期と比較してかなり多くなっています。
<IDWR 感染症発生動向調査週報>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2019.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2019年6月7日〜2019年6月21日掲載)

2019年06月20日 エボラウイルス病 ー コンゴ民主共和国(更新26)
https://www.forth.go.jp/topics/20190620.html
2019年06月18日 ペルーにおけるギラン・バレー症候群集団発生にかかる情報 
https://www.forth.go.jp/topics/201906180925.html
2019年06月14日 伝播型ワクチン由来ポリオウイルス2型−カメルーン 
https://www.forth.go.jp/topics/20190614.html
2019年06月13日 エボラウイルス病 - コンゴ民主共和国(更新25) 
https://www.forth.go.jp/topics/201906131103.html
2019年06月13日 ウガンダにおけるエボラウイルス病症例の確認 
https://www.forth.go.jp/topics/20190613.html
2019年06月11日 エボラウイルス病−コンゴ民主共和国(更新24) 
https://www.forth.go.jp/topics/201906110926.html


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      公衆衛生ネットワーク
投稿は: publichealthnetwork@umin.ac.jp
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