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Date: Tue, 18 Oct 2016 06:53:27 +0900
From: "Satoshi Yasumura" 
Reply-To: yuketsuk@umin.ac.jp
Subject: [yuketsuk:000138] 線源廃棄のご報告の御礼 
To: yuketsuk@umin.ac.jp (NEW_K-TRAN)
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X-ML-Info: If you have a question,  please contact yuketsuk-request@umin.ac.jp;  
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Received-SPF: none (mailgw.u-toyama.ac.jp: domain of syasu@med.u-toyama.ac.jp does not designate permitted sender hosts)
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慈恵医大輸血部
田崎哲典 先生

ガンマセルの廃棄を無事終了されたとのこと、心よりお慶び申し上げます。
病院再整備の際に線源廃棄が行われた福井大学や長崎大学にならんで、素晴らしい成
功事例です。
慈恵の地域性を鑑みるに、これは最優先の事案ですし、また2台のガンマセルの廃棄
は初めての快挙です。
廃棄を決定された貴院のご英断と廃棄までの気の遠くなるような手続きをされたご努
力に敬意を表します。
この貴重なご報告は、廃棄が行えない多くの大学病院にとって大変参考になり、勇気
と希望を与えるものと思われます。今後も輸血部会議で継続して検討されることを希
望いたします。
本当にありがとうございました。

平成28年全国大学病院輸血部会議
当番校 富山大学
議長 安村 敏

-----Original Message-----
From: tasaki [mailto:ttasaki@jikei.ac.jp]
Sent: Monday, October 17, 2016 8:48 PM
To: NEW_K-TRAN 
Subject: [yuketsuk:000137] Re: [yuketsuk:000136] 平成28年全国大学病院輸血部
会議の御礼 

安村 敏先生
平成28年全国大学病院輸血部会議ご出席の皆様

慈恵医大の田崎です。
安村先生のご尽力で、有意義な大学輸血部会議となりましたこと、参加者の一人とし
て感謝申し上げます。
その中で、「血液照射装置の扱い」が話題となり、ガンマセルの撤去日をX dayとし
て、当院の状況を簡単に説明させて頂きました。実はその日は本日17日、14時15分で
した。極めて厳重な管理と複雑な手続きの中、無事に搬出が出来ましたので、ようや
く成功と報告申し上げたいと思います。安村先生から、「成功の暁には、この事例を
全国に発信し、重要性をアピールして欲しい」とのご要望がありましたので、会議で
の話と重複しますが、少し述べたいと思います。
各施設、医療上の必要性、収益などと廃棄に関わる費用で、対応に苦慮されているわ
けですが、当院のトップが「廃棄」を決断した理由は、所在地の特殊性からであるこ
とはいうまでもありません。万一、破損した場合は、取り返しのつかないことになり
ます。病院の存続はもちろん、患者、都民、金融、国政など、ありとあらゆる分野へ
の影響は計り知れず、想像もできません。半径2km(直径4km)が管理区域になるとす
れば、新橋から東京、皇居、国会議事堂や霞が関など、影響は、撤去費用、五千万円
や、一億円どころの話ではありません。当院が照射装置を導入したのは平成9年で、
自然災害については、阪神淡路大震災はありましたが、PT-GVHD予防が大きな関心事
だったのではと思います。しかし、東日本大震災では大きく考えを変えさせられまし
た。突然、熊本地震が起こりましたし、もはや日本のどこで大震災が生じてもおかし
くない状況において、首都直下型地震が30年以内に70%の確率で生ずるといいう予測
は脅威であり、現実味を帯びてきました。正しく使用すれば安全ということで、つい
そのような危険物の真横で日常生活を送ってku檜)EUR「ることを忘れてしまいます
が、大自然災害がどのような形で襲ってくるかわからない状況において、やはりこの
装置は危険であると言わざるをえないと思います。その他、丁度、ターンテーブルの
故障で修理が必要であったこと、必要時には照射済血液が日赤(辰巳)から速やかに
搬送されることなど、廃棄を後押しする理由は他にもありましたが、やはり、自然災
害が大きな理由であったわけで、皆様の施設の状況とは異なる面もありましょうが、
少しでもご参考になればと思う次第です。
田崎哲典(慈恵医大輸血部)




-----Original Message-----
From: yuketsu
Sent: Tuesday, October 11, 2016 9:27 AM
To: NEW_K-TRAN
Subject: [yuketsuk:000136] 平成28年全国大学病院輸血部会議の御礼


全国大学病院輸血部会議にご参加の皆様

先週はご多忙のところ、金沢での全国大学病院輸血部会議にご参加いただきましてあ
りがとうございました。
皆様のご協力で全国大学病院輸血部会議と秋季シンポジウムが盛会裏に、無事終了い
たしました。
心より感謝申し上げます。
また、当番校の不手際で至らぬところも多く、皆様にご不便をおかけいたしましたこ
と、どうかご容赦ください。
今回は技師研究会では、「症例集」と「不規則抗体カード」について、本会議では
「血液照射装置の扱い」と「国際水準の医学教育における輸血・細胞治療教育のあり
方」を集中的に討議いたしました。
本会議終了時に宣言を行い、その後に原子力規制庁あてに「Cs線源の血液照射装置
の廃棄ならびに防護措置強化の制度化に対する要望」のパブリックコメントを提出い
たしました。
この会議での議論が皆様のお役に立ち、今後の成果につながることを祈念いたしま
す。


平成28年全国大学病院輸血部会議
当番校 富山大学
議長 安村 敏
事務局 道野淳子